月7話 白い包帯

(あれ……?)

ゆっくりと目を開けると、そこには光が満ちていた。

(私……そうだ、ネックレスを追ってシャボン玉の外に出て)

(それで、どうしたんだっけ)

(ネックレスは、どこ……?)

辺りをそっと見回すと、私の目は一点に引き寄せられる。

(え?)

隣のベッドに、オリオンさんが蒼白な顔で横たわっている。

生気がまるで抜けてしまったようなその顔を、信じられない気持ちで眺めた。

〇〇「オリオン……さん……?」

かすれる声で名前を呼ぶと、一人の男性が駆け寄ってくる。

医師「気がつかれましたか」

〇〇「オリオンさんは……どうしたんですか?」

医師「……シャボンの外に出たあなたを助けたのです。 あなたはすでに瀕死の状況で……すぐにでも力を得ないと、命はなかった。 オリオン様は、ご自分の首を掻き切られ、血をあなたに与えたのです……」

(えっ……)

(どういう……こと?)

目の前が真っ暗になっていく。

オリオン「〇〇……行くな……」

オリオンさんが、うわごとで私の名前を呼ぶ。

〇〇「オリオンさん……」

オリオンさんの首に巻かれた包帯が、白く光って見えた…―。

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