月5話 物の怪の行方

座敷童は鞠を掴むとそのまま駆け出し……

カノト「えっ……?」

カノトさんの体の中に、吸い込まれるように消えてしまった。

◯◯「カノトさん……っ!!」

従者「たっ、大変だ! カノト様が物の怪に取り憑かれたぞ!」

◯◯「カノトさん、大丈夫ですか? カノトさん!?」

カノト「う……」

小さくうめき、カノトさんが崩れ落ちるように私にもたれかかる。

◯◯「カノトさん、しっかり…… !」

するとカノトさんは私に頬を擦り寄せ、笑みを私に向けた。

??「◯◯、あったかい……」

◯◯「えっ……?」

あどけない笑顔なのに、なぜかその表情に違和感を覚える。

◯◯「カノトさん……ですよね?」

??「だっこして、僕のこと……」

◯◯「えぇっ!?」

困惑する私に、しがみつくように抱きついたかと思うと……

カノト「……」

カトさんは意識を失い、その場に崩れ落ちてしまった…ー。

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