月7話 こんな夜にどうしました

マッドハッター「三日後、最初にお茶会を開いたあの空中庭園に、君一人で来なさい。必ず、一人で」

そして約束の日が明日に迫った夜……

私は、ビルの中に間借りした客室で、まだ思い悩んでいた。

ーーーーー

マッドハッター「私はこの先どうするか、既に答えを出しました。 嬢……君をどうするか……」

ーーーーーー

(帽子屋さんは、一体どんな答えを?)

その答えがどうしても気になり、眠ることができない。

私は一人、これまでの帽子屋さんとのやり取りを必死に思い出していた。

(私を、新しいアリスに相応しいか試していたと言っていた)

(答えを出したと言っていたけど……この約束も、もしかすると私を試して?)

(わからない……)

約束の日にはまだ先だったけれど、

私は帽子屋さんの真意が知りたくて、彼の部屋に向かった…―。

……

マッドハッター「……こんな夜更けにどうしましたか?」

彼は少しだけ驚く素振りを見せて、私を部屋に招き入れた。

いつもは何を考えているのかわからないその顔に、

少しだけ喜色めいたものが浮かんでいた…―。

<<太陽SS||月8話>>