月6話 思わぬすれ違い

マーチアの金色の瞳が、切なげに揺れている。

マーチア「ねえ……教えてよ、〇〇ちゃん」

いつになく甘い響きで名前を呼ばれて、頬に熱が集まってくる。

(私が愛を伝えたいのは……マーチアなのに)

いつもとは違う彼の雰囲気に飲まれ、言葉が喉に張りついてしまう。

(ちゃんと言わなきゃ)

〇〇「私は…-」

意を決して口を開いた、その時だった。

マーチア「オレには話したくないってこと?」

思いがけない言葉にはっと顔を上げると、その反応を勘違いしたのか、マーチアが不機嫌そうに眉をひそめた。

マーチア「あーあ、わかった、降参。もう聞かない!」

マーチアは完全に誤解してしまったようで、そっけなく顔を背けてしまう。

〇〇「マーチア、あの…-」

マーチア「興味ないからこの話はおしまい!」

依然としてこちらを見ようとしない彼に胸がずきりと痛む。

私は途方に暮れながら、その横顔を見つめることしかできなかった…-。

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