月6話 最愛の妹へ

自らの最期を予感しながら……ホープはもう一振り、力を絞る。

ともすれば光にまぎれ消えそうになる体をなんとか動かし、前へ進んでいた。

ホープ「……父上と、約束した。 〇〇を守ると。 ライトとも、何度も何度も約束した」

―――――

ホープ『なあ、約束しないか? たとえ何が起きても、俺達が〇〇の笑顔を守るんだ』

〇〇『お願い……もうやめて……!』

〇〇『しゃべらないで! お願い……置いていかないで……!!』

―――――

この世界に〇〇が戻ってきてから……

ホープは、〇〇の心からの笑顔を見ていない。

(駄目な兄だな、俺は…-)

光の中を進んで、進んで……やがて、どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。

??「ライト様! ホープ様……! お生まれになりましたよ!!」

その声に、ホープはハッと目を見開く。

辺りを覆う光が薄れ、忘れられないあの幸せな瞬間が浮かび上がった…-。

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