月5話 雪と光の世界

クリスマス・サーカスが大成功を収めた、翌日…-。

私はウェルガーくんを誘って、イルミネーションが煌めく街を一緒に歩いていた。

(綺麗な街並み……)

白い雪の絨毯が、私達を幻想的な光の世界へと導く。

ウェルガー「なあ。クリスマスって……一番大切な人と過ごす特別な日なんだよな? 〇〇は、僕なんかといていいのか?」

ウェルガーくんが不安そうに、私の顔を覗き込んだ。

〇〇「うん。ウェルガーくんさえよかったら、一緒にいたい」

(私にとって、ウェルガーくんは大切な人だから……)

〇〇「特別な日をウェルガーくんと一緒に過ごせて嬉しいよ」

ウェルガー「〇〇……」

ウェルガーくんは驚いた様子で、目を瞬かせる。

けれど、それも束の間……

ウェルガー「……ほら」

ウェルガーくんが、そっと手を差し出してくれる。

ウェルガー「雪、積もってるし……。 手……繋いどけば、転ばないだろ?」

耳の先まで真っ赤になったウェルガーくんの優しさに、胸がじわりと熱くなっていき……

私は差し出された手に、ゆっくりと触れたのだった…-。

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