月5話 突然のプロポーズ

お腹が空いたというアザリーさんと一緒に、席へ戻った後…-。

(やっぱり、ものすごく見られてる……)

ただでさえ目立つというのに、激辛料理を食べるアザリーさんの後ろから、カリムさんが大きなうちわで風を送っていた。

大分免疫がついたとは言え、私も驚きを隠せなかった。

落ち着こうと、目を閉じた時……

アザリー「ところで〇〇、結婚しよう」

〇〇「……えっ!?」

アザリー「結婚式は……うむ、来月にしよう。そろそろ星が綺麗な季節だからな」

〇〇「え?あ、あの……!?」

アザリー「会って間もないが、手や佇まいで人間は大体のことを語る。君が気に入ったんだ」

カリム「アザリー様。そういうことは勝手に決めず、尋ねるのです

アザリー「む? 尋ねるとは?」

カリム「はい。必ずしも互いの気持ちが同じとは限りませんので、まずは確かめ合う必要があるかと」

アザリー「そうか、それは悪かった! えー……ドレスは何色がいい?」

カリム「そういうことはありません、アザリー様」

アザリー「何? では、どういうことだというのだ?」

カリム「ですから、先ほども申し上げました通り……」

〇〇「え、えっと、何ていうか……」

私が困惑している間も、アザリーさん達はああでもないこうでもないと言い合い続け…-。

二人の姿を見ている内に、私は思わず吹き出してしまったのだった…-。

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