第1話 アルマリのお願い

宝石の国・マリングラス 彩の月…-。

宝石のような綺麗な瞳の中に、私の姿がはっきりと映っている。

アルマリ「突然呼び出したりしてごめんね」

○○「ううん、大丈夫だけど……それより何かあったの?」

アルマリ「あっ、うん……」

会いたいと連絡を受けて城に来たけれど、彼はなかなか話を切り出そうとしなかった。

(どうしたんだろう?)

首を傾げながら、彼の言葉を待っていると……

アルマリ「実は……○○にお願いしたいことがあるんだ」

○○「お願い?」

アルマリ「えっとね……」

アルマリは、困ったような顔をして目を逸らす。

(もしかして……言いにくいことなのかな?)

胸にわずかな不安がよぎった、その時だった。

アルマリ「……○○」

○○「えっ!?」

突然距離を縮めてくるアルマリに、大きく鼓動が跳ねる。

気づけば私は、いつの間にか壁際まで追い詰められていた。

(ア、アルマリ!?)

逃がさないと言わんばかりに、アルマリは壁に手をつく。

アルマリ「……」

澄んだ瞳にまっすぐに見つめられ、鼓動がますます速くなっていった。

(アルマリ、どうして……)

いつも少し距離感が近い彼だったけれど、今はその時とは明らかに様子が違う。

すると彼の細い指が、私の頬をそっと撫で……

アルマリ「今夜、お前を奪いに行く」

○○「……!?」

思ってもみなかった言葉に、私は耳を疑ったのだった…-。

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