太陽5話 いじわる

〇〇「……っ」

彼の瞳が、私を見つめている。

頬に触れた彼の指が、風に巻き上げられた私の髪を耳にかけてくれた。

(どうしよう、心臓が……)

目を閉じて、鼓動を落ち着かせようとしていると…-。

アピス「何してるの?」

アピスさんの明るい声がする。

目を開けると、彼は何事もなかったかのように、私を見つめている。

アピス「あっちに美味しいアイス屋さんがあるみたいだけど。 行かないの?」

彼の目はやっぱりイタズラっぽく輝いていて、私は少しだけ、くやしい気持ちになる。

足元を見つめると、真っ白な砂に、二人の足跡が並んでいた…-。

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