第1話 曇り空

毒薬の国・アベーテル 虹の月…-。

どんよりとした雲が立ちこめ、鳥達が急いで空を駆けていく時…-。

(雨、降らないといいな)

私は、アピスさんとの待ち合わせ場所へ向かっていた。

〇〇「ここで合ってると思うんだけど……」

傘を握りしめ、私は街角で立ち止まる。

アピス「〇〇」

彼の声に振り返ると、そこには……

〇〇「車!?」

(この世界にも、あったんだ)

懐かしくて、私は車の傍へと駆けよった。

アピス「何驚いてるの?」

アピスさんが、車から降りてきて私の傘を持ってくれる。

〇〇「あ、いえ……車、運転できるんですね」

アピス「まあ、好きかな。 なんか天気もちょっと怪しいし、早く乗って」

アピスさんが、助手席側のドアを開けてくれる。

〇〇「ありがとうございます」

アピスさんが優しく微笑む。

車に乗り込むと、車内には美しい音楽が流れていた…-。

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